介護現場に「ご近所さん」 資格不要の業務、シニアが活躍

2024年4月25日 ピックアップニュース3選

介護現場に「ご近所さん」 資格不要の業務、シニアが活躍

深刻化する介護現場の人手不足を穴埋めするため、外部の力を借りる動きが広がってきた。
白羽の矢が立ったのは施設の「ご近所さん」で、食事の配膳やシーツ交換など資格、経験
が不要の業務を手助けしている。アクティブシニアと呼ばれる元気な中高年層の新たな活
躍の場としても一役買っている。
長野県松本市の特別養護老人ホーム「サルビア」で4月初旬、おやつを食べる入居者のテー
ブルに女性(49)の姿があった。「天ぷらが、お得意なんですね」。料理好きな人の話を聞
きながら別の人にも話題を振り、会話を弾ませていた。
女性は施設の正職員でもパートでもない。近所に住み、入居者の話し相手になる「有償ボ
ランティア」だ。介護現場と外部人材をつなぐサービス「スケッター」を通じ月に数回、
数時間だけ通う。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUE163CK0W4A410C2000000/
(日本経済新聞 2024.4.24)

地域の介護力UPで クラファン型ふるさと納税で財源確保

三豊市は市の高齢化が進む中で「地域の人たちの介護に関する知識や技術を高めて互いに
支え合う」というプロジェクトを推進するため、クラウドファンディング型のふるさと納
税を活用して財源を確保するための寄付を募っています。
三豊市の「暮らしのライフセーバー普及プロジェクト」は、地域の「普通の人たち」が介
護の知識や技術を身につけるとともに、介護の仕事に携わる人たちの能力向上も図ろうと
いうもので、おととしから進められています。
今年度からは新たに介護の知識や技術を指導できる、地域の人材育成にも取り組むことに
していて、プロジェクトの財源を確保するためにクラウドファンディング型のふるさと納
税を活用して寄付を募っています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/takamatsu/20240422/8030018257.html
(NHK 2024.4.22)

認知症専門ケア加算の「認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ以上の者」割合、利用実人員、利用延人数のいずれで計算してもよい―厚労省

厚生労働省は4月18日に、2024年度介護報酬改のQ&A(Vol.4)を公表しました。認知症専門
ケア加算などについて、介護現場の疑問に答えています。
認知症専門ケア加算、「認知症高齢者の日常生活自立度Ⅱ以上の者」割合の計算法解説
認知症患者は、2018年に500万人を超え、65歳以上高齢者の「7人に1人が認知症」という
状況を迎えましたが、2025年には約700万人(同じく5人に1人)、2040年には約800-950万
人(同じく約4-5人に1人)に達し、さらにその後も増加が続くと見込まれます。このため、
2019年には認知症施策推進大綱が、本年(2023年)には認知症基本法の施行が予定され、認
知症患者の意向を十分に踏まえた総合的な対策(認知症との共生、認知症予防など)を進める
こととされています。

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